仮想通貨ビットコインゴールドの特徴!将来性や値上がり期待値などをまとめた

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ビットコインゴールドはビットコインキャッシュに続いてハードフォークした仮想通貨です。この仮想通貨では主にマイニングに関する設計で改修が行われています。

ビットコインゴールドの誕生

ビットコインゴールドは2017年11月にビットコインからハードフォークしました。ビットコインの性能アップが議論となりハードフォークしたビットコインキャッシュなどと比べるとあまり前情報無くハードフォークが行われた形です(とはいえ前例の有ることなのでハードフォーク自体はスムーズに行われましたが

開発チームは公式HPにて公開されており、それだけでも24名が参加しています。ただ中には匿名扱いの開発者も含まれているため、それなりに謎の有る構成となっていますね。

ビットコインゴールドの特徴

ビットコインゴールドは他の派生ビットコインと異なり、必ずしも性能アップを目的としていません。ビットコインゴールドではマイニングをより容易にして小規模なマイナーが広く参加出来るようにすることに注力されました。

そのためビットコインゴールドは後々に分裂するビットコインダイヤモンド同様、ASICではなくGPUによるマイニングに最適化されています。ASICに最適化しない、いわゆるASIC耐性を持たせた理由としては、マイニングする側が特定の集団に一本化してしまうことを避けるためと考えられています。マイニングがごく一部の集団に集約されてしまうとブロックチェーン上の不正行為が可能となる、いわゆる51%問題が生じてきます。

それに専用ASICはビットコインのマイニング以外の流用が難しいという問題も持っています。GPUの場合、仮にマイニングから撤退してもゲーム用途など製品そのものの価値が十分有り、売却すればある程度コストを回収することが出来ます。そのため、資金力に乏しい小規模マイナーはイーサリアムなどGPUを使える仮想通貨のマイニングにより多く参加しています。

ビットコインゴールドではGPUに最適化する様仕様変更し、マイニングの参加層を幅広くしようと考えました。
本家のビットコインに比べ、ビットコインゴールドをマイニングしようとする業者はそんなに多くないでしょう。そこでGPUに最適化することで個人での参入も容易にしたわけです。

ビットコインゴールドはハードフォーク時に付与された分を除けば、国内の取引所で正規に取扱いはされていません。今年に入って新規銘柄を追加した例は極めて希で、ビットコインからハードフォークしたとはいえビットコインキャッシュの様に多くの取引所で普通に売買できるような状態にはなりにくいでしょう。

ビットコインゴールドの格付けはD

仮想通貨の格付けを行っているWeiss RatingではビットコインゴールドはDランクに格付けされています。

実は元々C+だったのですが、Dに格下げされた歴史が有ります。先にハードフォークしたビットコインキャッシュが対照的にCランクに格上げされたことで、格付け上の評価はビットコインキャッシュの方が上になりました。

これはマイニングの人気が思うように高まらないことなども影響していると思われます。